製造業では、使用する材料・部品の品質管理のために、仕入先・外注先(協力会社)を定期的に評価・ランク付けする仕組みが重要です。ISO 9001でも「外部提供者の評価・選定・再評価・監視」が要求されています。AIを使うと、日頃の取引データから評価シートの記入・コメント作成・総合評価を効率化できます。

仕入先・外注先評価でAIが役立つ場面

  • 評価シートのたたき台作成: 評価項目・採点基準をゼロから考えるのが手間な場合
  • 定量データからコメント生成: 「不良率2%、納期遵守率95%」などの数値から評価コメントを作る
  • 評価結果の報告書化: 全社入先のランク一覧・上位/下位のまとめを整形する
  • 改善要求書の下書き: 評価が低い仕入先・外注先への改善要求書を丁寧な表現で作る

仕入先・外注先評価シートのたたき台を作るプロンプト


以下の条件で、製造業向けの仕入先(または外注先)定期評価シートを作成してください。

【評価対象】
□ 仕入先(材料・部品の調達先)
□ 外注先・協力会社(加工・組立・検査等の委託先)

【評価頻度】(例:年2回(6月・12月)、年1回(3月)など)

【主な評価観点(重要なものを選んでください)】
□ 品質(不良品・返品率、品質管理体制)
□ 納期(納期遵守率、急ぎ対応力)
□ 価格(競争力、見積もりの速さ)
□ 対応力(問い合わせへの応答速度、クレーム対応)
□ コンプライアンス(法令遵守、労働環境、情報管理)
□ 技術力・提案力(改善提案、新工法への対応)

【最終的に判定したいランク】
(例:S/A/B/C(Cは改善要求or取引見直し対象)など)

出力形式:
・評価項目ごとに「評価基準(点数)」と「評価欄」のある表形式
・各評価項目に点数の基準(例: 不良率0%→5点、1%未満→4点 等)を記載
・合計点からランク判定する基準も含める
・評価者・確認者・評価日欄
・評価対象(仕入先名・品目等)記入欄(プレースホルダー)

評価データからコメントを生成するプロンプト

各仕入先の数値データから評価コメントを作る際に使えます。

以下の仕入先データをもとに、評価シートの「総合コメント」と
「次期に向けた改善要望」を作成してください。

【仕入先名・取引品目】
(例:○○金属株式会社 / 機械加工部品(旋盤加工品))

【評価期間】(例:2026年1月〜6月)

【主な実績データ】
・発注件数: 24件
・納期遵守率: 95.8%(24件中23件を期日通り納品。遅延1件は素材調達遅れが原因で、
               事前連絡あり)
・品質不良率: 0.5%(1件、外観傷あり。速やかな代品対応済み)
・価格変動: 前期比±0%(据え置き)
・問い合わせ応答: 平均0.5営業日以内で返答

【特記事項】
(例:急な追加発注に2回対応してもらえた。
       担当者の引き継ぎがあったが品質への影響は特になかった。)

総合評価: A(85点)

出力形式:
・「総合コメント」(3〜5文で取引全体の評価)
・「良かった点」(箇条書き2〜3件)
・「改善を期待する点」(あれば箇条書き1〜2件、なければ「特になし」)
・「次期の取引継続/条件変更の方針」(1文)

低評価仕入先への改善要求書を作るプロンプト

評価が一定基準を下回った仕入先に対して、改善要求書を送る際に使えます。

以下の内容をもとに、仕入先への「品質・納期改善要求書」を作成してください。

【仕入先名】(プレースホルダー可)
【要求書の日付】
【担当者名・会社名】(プレースホルダー可)

【課題の内容】
(例:
・2026年上半期の納期遵守率: 78%(6件中2件遅延)
・品質不良率: 3.2%(月平均)
・不良内容: 寸法外れ(公差±0.1に対して±0.2〜0.3の不良が繰り返し発生)
)

【こちらが期待する改善目標】
(例:
・2026年下半期に納期遵守率95%以上を達成してほしい
・不良率を1%以下に改善してほしい
)

【改善計画書の提出を求めるかどうか】
□ 求める(提出期限:  )
□ 求めない

文体: 取引先への正式な文書として丁寧に、ただし改善の必要性を明確に伝える。

評価結果一覧(サプライヤーマップ)を整理するプロンプト

複数の仕入先・外注先を一覧化して、ランクごとに整理する際に使えます。

以下の仕入先評価結果を整理し、ランク別サプライヤーリストを作成してください。

【各仕入先の評価結果(コピペ・入力)】
(例:
A社 / 旋盤加工 / 93点 / Sランク
B社 / 板金加工 / 82点 / Aランク
C社 / 材料(鉄鋼) / 61点 / Bランク
D社 / 溶接加工 / 45点 / Cランク(改善要求中)
)

出力形式:
・ランク別にグループ化した一覧表
・各仕入先の「取引品目」「点数」「特記事項」の列
・Cランク仕入先には「要対応: 改善要求書送付済み/未送付」の欄
・評価日・次回評価予定日

AIを使う際の注意

  • 仕入先・外注先の評価は事実の数値に基づいて行ってください。AIはデータを整形しますが、評価の判定は担当者が行ってください
  • 改善要求書は送付前に上長・購買部門の確認を必ず取ってください
  • 評価結果は仕入先との取引判断に影響するため、根拠となる記録(発注書・納品書・不良記録)を保管しておくことが重要です

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