ヒヤリハットが報告されずに消えていく問題、AIで報告書化して防ぐ
ヒヤリハットは「報告が面倒」で消えていく
事故には至らなかったけれど危なかった「ヒヤリハット」。再発防止のために 本来は記録すべきものですが、現場では「報告書を書くのが面倒」という理由で 記憶の中だけに残り、記録に残らないまま消えていくことが少なくありません。
この「報告の手間」をAIで下げることで、記録に残す習慣を作りやすくする 方法を紹介します。
試してみた例
現場の人がその場でメモを残すだけにします。
発生日時: 2026-06-20 15:30頃
発生場所・関連設備: 第2工場 プレス機3号機付近
何が起きたか: 作業者Aが部品を取り出す際、プレス機の稼働中表示ランプを
見落としそうになったが、近くの作業者Bが声をかけて気づいた
関係者: 作業者A、作業者B
当日の応急対応: その場で稼働状況を再確認し、作業を一時中断した
「個人を非難する表現を使わない」「事象と要因を客観的に書く」という条件を 付けてAIに渡すと、再発防止につながる報告書の下書きが返ってきます。
発生した事象
作業者Aがプレス機3号機から部品を取り出す際、稼働中表示ランプの確認が
不十分になりかけた。近くにいた作業者Bが声をかけたことで、事象が発生する
前に気づくことができた。
当日の対応
その場で稼働状況を再確認し、作業を一時中断して安全を確認した。
考えられる要因
稼働中表示ランプの視認性、または作業手順の中での確認タイミングに改善の
余地がある可能性がある。
再発防止に向けた提案
- 稼働中表示ランプの位置・視認性を点検し、必要であれば改善を検討する。
- 部品取り出し前に「稼働停止確認」を声出しで行う手順を徹底する。
「誰が悪い」ではなく「何が起きて、どう防ぐか」に焦点を当てた文章になる ように、AIへの指示の中で明確に条件付けしているのがポイントです。
このやり方の限界
これはあくまで日常的なヒヤリハットの記録を残しやすくするための工夫です。 労災に該当するような重大事故の場合は、本テンプレートの範囲を超えます。 法令に基づく報告(労基署への報告等)が必要なケースでは、必ず別途正規の 手続きを取ってください。
もっと使えるテンプレートをまとめました
ヒヤリハット報告書のほかに、
- 作業日報・実績報告書
- 見積書(下書き)
- 設備点検記録票
- 取引先向け進捗確認・連絡メール
を含めた、製造業の現場・事務でよく使う書類向けのプロンプトテンプレート 5本セットを、有料記事としてまとめています。気になる方はこちらをご覧 ください。